【シングルS15使用構築】レヒレガルデサイクル【最終11位/2145】
【前書き】
SRです。
今回はシーズン15で使用した構築の紹介になります。
シーズン15は構築に一匹伝説を採用可能というルールでした。
使っていた構築はこちら。
ジガルデ軸です。
レンタルパーティはご自由にお使いください。
3/3追記 テッカグヤの技構成を間違えていたため再作成しました。
【コンセプト】
・ジガルデで相手の一般枠を処理し、こちらの一般枠で相手の伝説枠を倒す。
・サイクルを回して型を割りつつゲームを進める。
【役割対象】
ざっくりと。
ジガルデ:サンダー、エースバーン、他打ち合いに勝てるポケモン全て
カプ・レヒレ:ウーラオス、ムゲンダイナ(ミストフィールド)、イベルタル、受け回し
ドラパルト:カイオーガ軸、刺さっている構築
エースバーン:ザシアン、氷伝説
【個体紹介】
調整意図はおおよそ調整した順です。
ジガルデの[]はパーフェクトフォルム(以下PF)での実数値です。
ジガルデ@食べ残し
特性:スワームチェンジ
性格:慎重
ステータス:212[320](228)-120(0)-141(0)-×-150(172↑)-129[119](108)
技構成:サウザンアロー / とぐろをまく / 身代わり / 守る
調整意図:
H: 通常フォルム身代わりがラッキーの地球投げ耐え、PF時に残飯効率最大
S: 麻痺した最速スカーフカイオーガ抜きのジガルデ抜き
HD: サンダーとの打ち合い意識
A: ゴツメ1回+ダイアース2回でB4振りウーラオス確定
特性:ミストメイカー
性格:図太い
ステータス:177(252)-x-183(252↑)-115(0)-150(0)-106(4)
技構成:ムーンフォース / うずしお / しぜんのいかり / 挑発
調整意図:
HB: 悪ウーラオスの陽気鉢巻暗黒強打を98%で3耐え、意地鉢巻暗黒強打を21%で3耐え
S: 同族意識
ドラパルト@突撃チョッキ
特性:クリアボディ
性格:さみしがり
ステータス:184(164)-189(252↑)-87(12↓)-120(0)-96(4)-172(76)
技構成:ドラゴンアロー / ゴーストダイブ / 大文字 / とんぼがえり
調整意図:
S: 準速エースバーン抜き
C: ダイバーンでHBナットレイ確定一発
HB: 陽気珠エースバーンのダイジェット+A↓1ダイジェット確定耐え
エースバーン@こだわりスカーフ
特性:リベロ
性格:意地っ張り
ステータス:155(0)-184(252↑)-95(0)-x-96(4)-171(252)
技構成:火炎ボール / 飛び膝蹴り / 飛び跳ねる / とんぼがえり
調整意図:
A: 少し硬いザシアンまで倒せるよう特化
S: スカーフガブリアス意識でぶっぱ
D: DL調整
テッカグヤ@混乱実
性格:図太い
ステータス:204(252)-x-170(252↑)-127(0)-121(0)-82(4)
技構成:ラスターカノン / かえんほうしゃ / 宿り木の種 / 守る
調整意図:
S: 同族意識
ナットレイ@オボン
性格:生意気
ステータス:181(252)-114(0)-152(4)-x-184(252↑)-22(0↓)
技構成:ジャイロボール / パワーウィップ / 宿り木の種 / ステルスロック
調整意図:
HD: カイオーガの控え目雨珠潮吹きをオボン込み91%で2耐え
B: 端数
【個別解説】
ジガルデ
イメージが付きやすいよう使用感を一般ポケモンに例えると、
「めっちゃ強いカビゴン」「HPが320あるスイクン」といったところです。
蛇睨みを切って守るを採用することで以下のような器用な立ち回りが可能になります。
・相手のダイマックス枯らし
・守る+身代わりでのPP枯らしとTOD(変身時のHP回復でまもみがの回数が増える)
・ヌオー等の突破不可能な相手との対面でHPを最大限保ってのTOD
・PF時に守るを挟むとHPが40回復する
一方で蛇睨みを切ったことで初手性能が落ちていることもあり、ほぼ裏から展開していました。
身代わりがそれぞれ下記を耐えることを頭に入れておくと役立ちます。
PF, D+1:臆病珠サンダーの暴風
PF, D+3:C特化ラプラスのフリドラ、C特化ポリゴン2の冷凍ビーム(15/16)
通常, B+1:無振りナットレイのジャイロボール(15/16)
無積みダイアース2発で倒せないこと、守るでHP管理できずこちらの積みを無効化してくることからウーラオスが天敵となっています。
Sはミラー意識で伸ばしましたが、伸ばした後にミラーに一度もならなかったためPF時に準速61族や遅めのゴリランダーを抜けるまでで大丈夫だと感じました。
逆に後1上げて130まで伸ばすと準速ネクロズマ抜きになるらしいので、振るならそこまで伸ばすべきでした。
ジガルデそのものや技の仕様・特徴については下記の育成論を読んでいただくのが分かりやすいと思います。
ジガルデ育成論 : 【シリーズ8】B振りとぐろジガルデ|ポケモン育成論ソードシールド|ポケモン徹底攻略
サンダーを打ち落として弱点を付けるのが偉く、持ち前の硬さと相まって珠ダイジェットに後投げしてから勝てたりします。有限ポケモンなので繊細なHP管理は必須ですが。
ドラパルト
カイオーガ軸は取り巻きに崩し性能の高い駒が入ってきやすく、受け一辺倒だとサイクル負けしがちだったため採用しました。
環境的にガブリアスを抜けていればミラー以外では困らないと考え耐久に努力値を割いています。
ポリゴン2やフェアリータイプが環境に少ないこともあり、カイオーガ軸以外にもマイナー伝説軸に対してエースとして選出したりしていました。
サンダーに強そうな点も採用前は評価していましたが、実際にはダイマが枯れるとHBサンダーにPPを枯らされてしまうため対サンダー性能は微妙でした。龍舞が欲しい。
テッカグヤを構築に入れてからナットレイの被選出率が下がったため、大文字と性格さみしがりは要検討です。
構築に物理型が多く威嚇が鬱陶しいため特性はクリアボディで使っていました。
エースバーン
ザシアンを90%で倒せるポケモンです。
エースバーンを無限回受けられる駒のいる構築に対して不利を取るのとHBザシアンに返り討ちにあうため要検討枠ですが、黒バドレックスやスカーフヒヒダルマを上から叩けたり氷伝説に対する打点が高かったりと、強い要素が複数あるため替えの効かないポケモンでした。
ダイマックス時にザシアンや黒バドレックスとの縛り関係が逆転してしまうことを嫌いダイジェット媒体の飛び跳ねるを採用しています。覚えることを知らなかったのですが黒バドにイージー取れるダメ押しでも良さそうです。
ジガルデの弱点を補完できるパートナーです。
このポケモンの役割は多岐にわたります。
1. ムゲンダイナに対してミストフィールドを展開すること
初手にレヒレを投げ、初手ムゲンダイナとの対面でジガルデに引くことで毒技をケアし型判別を済ませつつ龍技等倍のジガルデを展開できます。
コスモパワー持ちのようなジガルデで勝てないムゲンダイナはレヒレへの打点を持っていないため、基本的にどちらかで突破することができます。
2. 受け崩し
受け回しに対しては渦潮+自然の怒り+挑発で数的有利を取るか、最低でもHP残量を大きく削り回復できない状況を作れればジガルデでTODを遂行して勝利できます。ジガルデへの交換時にもミストフィールドが役立ちます。
回復アイテムを持っておらずHP管理がシビアで複数匹の相手はできないため、とにかくTODを目指す必要があります。
3. ウーラオス受け
ウーラオスが非常に多い環境なので、サイクル構築を握る上でウーラオス対策は必須でした。
4. 対イベルタル
初手にレヒレとイベルタルをかち合わせると相手の初手ダイマを誘発できるようだったので、プラン通りにダイマックスを枯らすことができます。
物理イベルタルの個体数が増えていたため、ダブルウイングでゴツメを触ってもらえる機会も多めでした。
他にもカバルドンを嫌って選出したり、龍や氷の一貫を切るために選出したりしていました。伝説を後投げされやすい点は扱いづらく感じましたが、総じて環境に刺さっていたポケモンだったと思います。
剣舞珠ランドロス、剣舞珠ミミッキュに勝つためのポケモンです。ついでにザシアンに対してもなんとなく強めです。
それ以外だと唯一の飛行耐性持ちなのでイベルタルのダイジェットに投げたりもしていました。
体重が重い伝説(白バド809kg)意識でラスターカノン採用の特殊型です。
腐ってもHBテッカグヤなので選出した試合はちゃんと活躍してくれました。
カイオーガとゼルネアスに加え、ラプラスやレヒレもなんとかしてもらうためのポケモンです。ついでにゼクロムもなんとかしてくれます。
ゼルネアスへの遂行技としてジャイロ、カイオーガへの遂行技としてウィップ、HP管理用の宿り木は確定。
カイオーガやゼルネアスとナットレイが対面すると逃げられてサイクル戦になるため、伝説に負荷をかけられるようステロを採用しました。
残飯がないため余っていたオボンを持たせましたが、物理方面も多少相手してもらう関係上ちょうど良い持ち物になっていました。
【課題点】
→サンダーが選出されるならジガルデを選出する必要があり、サンダーが来ないならジガルデを出してしまうと負けるという選出択になる。
・スカーフエースバーンへの明確な回答があるザシアン軸
ヌオーや怠けるカバがいるとエスバドラパジガルデ全員が止まってしまうため苦しめ。
ザシアン側の開拓が進むとどんどん勝てなくなりそう。
レヒレがいるとはいえ普通に重かったです。
・気合玉ゼルネアス
天地がひっくり返っても勝てません。
・日食ネクロ以外の伝説@弱点保険
ケアする余裕がありません。
・急所
被弾回数が多いので…。サブロムが宇宙の果てに消えました。
【選出】
結局は裏次第なので必ずしも選出できるとは限りませんが、メジャーどころをまとめておきました。
・対ザシアン:エースバーン@2、テッカグヤとジガルデの選出率高め
・対ムゲンダイナ:初手レヒレ、裏ジガルデ@1
・対カイオーガ:ドラパorナット@2、ウーラ入りにはレヒレを出す
・対ゼルネアス:ナットレイ@2
・対日食ネクロズマ:ジガルデ+コスモパワー型を止められるカグヤ
・対黒バドレックス:ジガルデ@2(大抵エースバーンとレヒレ) 雰囲気で
・対氷伝説:エースバーンとドラパルトの刺さっている方+とんぼの引き先
・対ホウオウ:ジガルデ@2、余裕があればレヒレ(フィールド用)
【後書き】
何を組んでも2000位より上に行けなかった序盤~中盤は泣きそうになりながらポケモンをしていましたが、ジガルデが救ってくれました。
久しぶりにサイクル色の強い構築で終盤勝つことができて楽しめた一方で、受けに特化した構築が通常ルールより多めだったこともあり、TODになる試合数はS6で使ったドヒドピクシーガアを超えるほどだったので結構大変でした。
1ヶ月も伝説環境が続いてどうなるかと最初は不安でしたが、思っていたよりも普通にポケモンできた印象です。
ドラパルトの採用が最終日前日、テッカグヤの採用が最終日と直前まで右往左往していたので改善点もいくらでもありそうです。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
【結果】
TN: ALSTROEMERIA 最終11位/レート2145
TN: GinkgoBiloba 最終345位/レート1969
【おまけ】
TNはシャニマスから。
「薄桃色にこんがらがって」は名作。
【S13シングル使用構築】無双ガブ【最高214x/最終129位】
【前書き】
SRです。
今回はシーズン13で使用した構築の紹介になります。
最終日の1位チャレからズルズル負けてはしまいましたが、弱かったのはプレイヤーの方で構築はそこそこやれていたと思います。
【構築経緯】
別の構築で試していたオボン剣舞ガブリアスが強かったため軸にすることに。現環境のガブは対面から剣舞→ダイマして通せる範囲は広く、一方でサイクル加入できる場面は限られている認識です。そのため対面志向の構築を組むことに。
ガブの裏をサンダーにすると氷が一貫してしまうため、耐性優秀でトリックでの崩しも可能なスカーフヒトムを採用しました。
ヒトムを採用すると水が重くなるため、対面的な動きも可能な草枠として襷ゴリランダーを次に採用しました。ナットレイだとガブの起点になるウツロイドを選出抑制しそうだったので。
ここまでで対龍と対地面に不安があったため、同じく別構築で試していて好感触だった眠カゴブリザポスを採用。
全体的にエースバーンが重めになったため、選出画面で多少圧をかけつつ二枚目のエースにもなれる珠ギャラドスを採用しました。
ラス一はステロ要員としてカバルドンを考えていましたが、カバを使うのが下手だったのと龍が一貫していたことから、尻尾トリック天然ピクシーを代わりに採用しました。
最終盤に水ウーラオスが急増し、ウーラオスアイコンを見ただけでブリザポスを出しづらくなったため対面性能の高いミミッキュに変更しました。 ⇒
【個体紹介】
調整意図はおおよそ調整した順です。
ガブリアス@オボンのみ
特性:鮫肌
性格:意地っ張り
ステータス:211(220)-170(36↑)-126(84)-x-116(84)-133(84)
技構成:スケイルショット / 地震 / 炎の牙 / 剣の舞
調整意図:
HB:意地ウオノラゴンの先制エラがみ確定耐え、意地ミミッキュのダイフェアリー14/16耐え
HD:C169ウツロイドのメテオビーム+ダイソウゲンを98.5%耐え
S:遅いサンダー意識
A:余り、剣舞スケイルショットで無振りウオノラゴン確定一発
ロトム炎@拘りスカーフ
性格:臆病
ステータス:157(252)-x-127(0)-125(0)-128(4)-151(252↑)
技構成:オーバーヒート / ボルトチェンジ / 鬼火 / トリック
調整意図:
H:サンダーの技を一発でも多く耐えたいため特化
ゴリランダー@気合いの襷
特性:グラスメイカー
性格:意地っ張り
ステータス:176(4)-194(252↑)-133(180)-x-91(4)-114(68)
技構成:グラススライダー / 叩き落とす / 馬鹿力 / 剣の舞
調整意図:
A:グラスラでB4振り水ウーラオス11/16の乱数一発、剣舞馬鹿力でHB特化ナットレイ12/16の乱数一発
B:意地ウオノラゴンの先制エラがみをフィールド回復2回込みで両方最高乱数以外2耐え、陽気ミミッキュの剣舞じゃれかげをフィールド回復込みで両方最高乱数以外耐え
S:準速61族抜き
ギャラドス@命の珠
特性:自信過剰
性格:意地っ張り
ステータス:170(0)-192(236↑)-99(x)-74(20↓)-120(0)-133(252)
技構成:滝登り / 飛び跳ねる / ストーンエッジ / 大文字
調整意図:
S:遅いサンダー意識
C:滝登り+ダイバーンでHB特化ナットレイ98%の乱数一発(残飯込み66%)
A:残り
ピクシー@まんぷくおこう(=後攻の尻尾)
特性:天然
性格:図太い
ステータス:202(252)-x-134(228)-115(0)-114(28)-80(0)
技構成:ムーンフォース / トリック / ステルスロック / 月の光
調整意図:
HB:意地ウオノラゴンの先制エラがみ確定耐え、陽気ウーラオスの水流連打95%で2耐え
HD:控え目サンダーの珠ダイジェット14/16耐え、臆病アーゴヨンのヘドウェ確定耐え
ミミッキュ@アッキのみ
性格:意地っ張り
ステータス:146(124)-140(140↑)-114(108)-x-126(4)-133(132)
技構成:じゃれつく / ドレインパンチ / 影うち / 剣の舞
HB:陽気ミミッキュの珠ゴーストダイブをアッキ込み最高乱数切り耐え
S:ミラー、遅いサンダー意識
A:残り
【個別解説】
構築の絶対的エース。
素早さを犠牲にして耐久に大きく割いており、多くの等倍技を起点に無理やり剣の舞を積むことが可能です。
地面枠でありながらエラがみと水流連打が等倍、ウツロイドに役割を持てる、カグヤナットを突破可能と強い要素が揃っています。サンダーの影響で岩タイプが増えていたため前シーズンより動かしやすくなっていたポケモンの一匹でした。
新技のスケイルショットは命中90%の代わりに威力が上振れてダイマ時の火力も高いニトロチャージ、くらいの感覚で使っていました。威力はそこまで期待できないため剣舞前提気味ですが、逆鱗よりはずっと使いやすいと感じます。
最終日にウオノラゴンが減ってDLポリ2が増えたため、Bを削ってDL調整すべきだったかもしれません。
ヒトム
クッション、氷の一貫を切る枠。
トリックを入れて崩し・展開阻害に貢献できることと、氷の一貫を切れること(特に対ブリザポス)がサンダーとの主な差別化点です。
ボルチェン後の引き先が少ないのにスカーフ型にしたのが嚙み合っていなかった感はありますが、トリックと先制鬼火が偉かったのでそのまま使い続けました。
対受け回しは特殊受けにトリック→ボルチェンでガブorギャラ着地、から崩すパターンが多めでした。
ゴリランダー
Frontierで使ったABゴリランダーの調整を少しいじったものになります。
バコウのみを持たせても火力のあるサンダーのダイジェットは耐えられないので襷持ちです。
持ち物なし等倍叩きよりも半減グラスラの方が火力が出るため、Sを振って遅いサンダーを抜こうとするよりも耐久に振る恩恵の方が大きいかもと個人的には思っています。
ランドロスの蜻蛉で襷を割られるのが最悪なので、ランドロスが減少傾向にあったS13には噛み合っていました。
最終日にウオノラゴンが減ってDLポリ2が増えたため、B振りではなくDL調整すべきだったかもしれません(2回目)。
Frontierであいまるさんが使っていたところから着想を得ました。
[ポケモン剣盾] 第1回Frontier あいまる VS サックー[予選第5試合-2] - YouTube
環境に少ないポケモンでありながらステロ込みの破壊力が凄まじくEasyWin製造機になっていました。ガブリアスが特性天然の物理受けを突破できないため、第二の崩し要員としても活躍してくれました。
構築全体で鉄壁持ち物理受けの処理に苦労するのと、ダイマ後にナットレイに好き放題されるのが不快なので大文字を採用しています。
~大文字最強伝説~
・ナットレイを燃やす
・カミツルギを燃やす
・クレベースを燃やす
・エアームドを燃やす
・カウンター読みでウーラオスを燃やす
・ダイロックで天候を雨から砂にして燃やす
・残飯エルフーンを燃やす
・残飯エルフーンに外して起点にされる
・HBダイマナットレイにダイバーン+晴れ大文字を普通に耐えられて処される
C周りの調整は要検討ですが、総じて思っていたよりも強力な技でした。
ピクシー
問題児。一発芸枠。
尻尾トリック+ステルスロック→ギャラドスのダイジェット、は決まれば強力なのですが、トリックでチョッキやスカーフを受け取って勝手に機能不全に陥るケースもありました。積み技非考慮の初手身代わりも無理です。
一方で大体の技を耐えられる行動保障があり初手に投げやすすぎることから、特に集中力が切れている時に甘えた選出をしてしまいがちでした(最後に溶かした最大の要因)。
炎技を押したくなる場面はなかったので、相手の初手ダイマを凌げたりする月の光を入れています。型はともかく天然ピクシー自体は冠環境でもまだまだやれるポケモンだと感じました。
説明不要のポケモンです。
相手のミミッキュに勝つことが至上命題だったため素早さにかなり割き、ついでにガブギャラと素早さを揃えました。
【選出・立ち回り】
基本的な考え方:初手ヒトムピクシーゴリラ+裏ガブギャラ+1
初手は行動保障がある3匹のいずれかで、パワー不足にならないよう裏にエースのいずれかは置くようにします。
・ヒトムガブゴリラ
→一番サイクルを回せる選出。
・ピクシーギャラドス+1
→初手ピクシーでトリックステロしてギャラで全抜きを狙う選出。
・初手ギャラドス+2
→主に初手アーゴヨン読みで初手ダイマするための選出。ほぼやらない。
対受け回し:
ガブリアスは天然勢を突破できないため、いる場合はギャラドスでゴリ押し。
メタモン入りに対してはピクシーがストッパーになれます。
ブリザポス、メタグロス:裏にヒトム
【課題点】
HBトリルとHCダウンロードが特にきついです。
最終日の上位帯以外は個体数少なめで推移していたと思うのですが、最終日に増えていると感じた時点で調整を変えるなりすべきでした。
・残飯エルフーン
ギャラドスの自覚次第。
・HBランドロス
直近までブリザポスがいた+環境に少なかったため気が付きませんでしたが重めです。
起点作り族の中では一番無理なポケモンです。
・ピクシー型バレ後の再戦
流石にTNとパーティはメモっておくべきでした。
【後語り】
最後に勝ちきれなかったあたりプレイヤーとしての弱さが出てはしまいましたが、最終日の1位争いに一瞬参加できたりと終盤勝てなかった前期からは大きく前進できました。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
【結果】
TN: SRö(↔GoodLoser) 最高214x / 最終129位
最高:2133から2桁相手に1勝
最終
【おまけ】
モチーフ:大崎甜花
かわいい。
【S11シングル使用構築】霰化石スタン【最終31位/2051】
【前書き】
SRです。
今回はシーズン11で使用した構築の紹介になります。
使用可能なポケモンは鎧の孤島まで、かつ上位禁止のルールです。
【構築経緯】
採用順です。
パッチルドン:DLCで解禁された雪かきを使ってみたところ破格の性能をしていたため、構築の軸にすることに決定。
アローラキュウコン:霰の始動要員として採用。様々な構築に対して柔軟に選出したかったため襷。
アシレーヌ:ラス一要員としてイバンを持たせて採用していたが、しっくり来なかったため最終的にはスカーフ。選出画面でパッチルドンに弱いポケモンを呼び込んでくれる。
ウオノラゴン:アローラキュウコンに強いポケモンに強いポケモン、と書いてある構築記事をいくつも見かけたので採用。化石の全パーツがここに集結。
ポットデス:対欠伸カビゴン。フェアリーも若干重めなため、格闘ドラゴン以外でラムのみを持たせても戦えそうなポケモンを探して辿り着いた。
軸のキュウコン+パッチルドンがヒートロトムを初めとする炎タイプを苦手としているため、炎に強めなポケモンを取り巻きに選んでいます。
【個体紹介】
キュウコン(アローラ)@気合いの襷
特性:雪降らし
性格:臆病
ステータス:151(20)-x-101(44)-125(188)-121(4)-177(252↑)
技構成:ムーンフォース / 凍える風 / アンコール / オーロラベール
調整意図:
S:最速
HB:意地水ウーラオスの水流連打99%耐え、地球投げ3耐え
パッチルドン@命の珠
特性:雪かき
性格:陽気
ステータス:165(0)-152(252)-111(4)-x-100(0)-117(252↑)
技構成:氷柱落とし / 電撃嘴 / けたぐり / 電磁波
調整意図:
A:先制電撃嘴でH252振りB↑1アーマーガアを15/16の高乱数一発
S:霰下で最速スカーフポリZと同速
B:ホルードのダイアースの乱数が動くため端数B振り
ウオノラゴン@拘り鉢巻
特性:頑丈顎
性格:意地っ張り
ステータス:173(60)-156(252)-120(0)-x-100(0)-120(196)
技構成:エラがみ / 逆鱗 / けたぐり / サイコファング
調整意図:
A:特化
S:準速アーマーガア抜き、S↓1の最速110族抜き抜き
特性:激流
性格:臆病
ステータス:171(124)-x-95(4)-162(124)-137(4)-123(252)
技構成:うたかたのアリア / ムーンフォース / サイコキネシス / 滅びの歌
調整意図:
S:ミラー意識の最速
HD:C182ゲンガーのヘドロウェーブ確定耐え
HB:A200ウーラオスの雷パンチ+アクアジェットを両方最高乱数以外耐え
ウルガモス@オボンのみ
特性:炎の体
性格:臆病
ステータス:172(92)-x-102(132)-159(28)-126(4)-167(252)
技構成:虫のさざめき / サイコキネシス / ギガドレイン / 蝶の舞
調整意図:
HD:C178アシレーヌのうたかた確定耐え
C:↑1ダイサイコ+霰でH252D4振りドヒドイデ13/16の乱数一発
ポットデス@ラムのみ
性格:図太い
ステータス:167(252)-x-112(132)-155(4)-135(4)-105(116)
技構成:ギガドレイン / アシストパワー / 力を吸い取る / 殻を破る
調整意図:
S:1破りで最速スカーフパッチラゴン抜き
HD:1破り(D↓1)状態でC178アシレーヌのうたかたダイストリーム13/16耐え
HB:残り
【個体解説】
キュウコン(アローラ)@気合の襷
軸の一匹。
ゲンガー、リザードンやスカーフ高火力のいる構築に対して初手投げを安定させるために気合いの襷+凍える風を採用しました。特に初手スカーフパッチラゴン・ホルードを投げられることが多かったため、使用感は非常に良好でした。
アンコールはキュウコンの起点化を許さないための技で、自力でSを上げられない積みポケモンが環境的に多かったため何度も詰みの状況を作ってくれました。
霰の再展開や試合終盤でダイマックス権が切れた後のアンコールが強いため、展開を見越して雑に切るかHP1でも残しておくかを都度考える必要があります。
パッチルドン@命の珠
軸の一匹。
技範囲が非常に広く、電気氷半減・格闘等倍以下の耐性を持つポケモンはアロガラ、ヒトム、ランターン、ヌケニン、アズマオウの5匹だけでした。
加えて見た目よりも硬め(HBはパッチラゴン、HDはウオノラゴンと同値)なので撃ち合い性能にも優れています。
最速を取っているのは非霰下のS-1リザウルガ意識でもあります。
電磁波は非霰下のアーマーガアにビルドアップへの後投げから勝つための技です。ダイジェットで素早さを逆転されると羽休め連打で負けるため、電磁波→ダイアイスと動くことでラム持ち以外には勝てるようにしました。
ウオノラゴン@拘り鉢巻
対炎、対面性能高めの崩し枠。
最初はスカーフで採用していたのですが、ランクが高くなると一様に水半減の物理受けに引かれるようになったため、それならと鉢巻を持たせてみたところ見事にハマりました。
けたぐりはダイナックル用、サイコファングはダイマして水ウーラオスを殴る用の技です。
初手に投げてさもスカーフかのようにエラがみを押すのも、キュウコンが誘う特殊受けに後投げしてエラがみを押すのも強かったです。
アシレーヌ@拘りスカーフ
対炎、選出誘導枠。
ウオノラゴンがスカーフを手放したためこちらに持たせました。
主にアシレーヌ受けがいない構築に対して選出します。ウオノラゴンよりも選出回数が少なく勝率も悪めな所説枠。
ウルガモス@オボンのみ
パッチルドンがスカーフ最速90族と同速である関係上、サザンドラ入りの構築に積極的に投げられないため用意した対策枠です。他に刺さっている構築にも選出します。
サザンドラ+ドヒドイデに刺すためのサイコキネシス、水への打点がないと選出しづらかったのでギガドレイン。炎技が欲しいのはギルガルド対面くらいで、この対面は一度も起きなかったので技構成はこれで良かったと思います。
CSだと柔らかくて動かしづらかったため耐久にかなり回してオボンも持たせました。
特性が炎の体なのは虫の知らせが発動しなかったからで、ウーラオスを焼いて拾った試合があったので正解でした。
ポットデス@ラムのみ
対カビゴン、EasyWin製造枠。
最終日に投入したため、使用感の分かる前期使っていたHBベースで採用しました。
自分の対欠伸の立ち回りが下手なので綺麗に積むことこそ中々できませんでしたが、崩し枠としても扱えるためラムのみでも相変わらず強かったです。
【課題点】
勝てません。
・マリルリ
ダイジェットやトリルを絡められると辛いです。
電気の一貫を切っていないのとパッチルドンでの突破が難しいので辛めです。
・マンムー
霰で襷を削れないのも辛いポイントです。
【後書き】
襷キュウコンの偉さと化石の専用技の壊れっぷりが目立つ構築でした。
保存しておけば最終一桁も狙えましたが、この環境を最後まで楽しみたくて特攻したので悔いはありません。
来シーズンから大怪獣バトルが始まるので、また違った毛色の構築を組むことになりそうで楽しみです。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
【結果】
TN SRö 最終31位/レート2051 最高レート2110
最終
最高
【おまけ】
DLCでリーグカードの素材が増えて嬉しいです。
今回は「悪の組織の女幹部」イメージ。
【S10シングル使用構築】暗黒ティーポット【最終17位/2127】
【前書き】
SRです。
今回はシーズン10で使用した構築の紹介になります。
まとまり切らなかった構築なので色々と改善点はありますが、区切りとして。
【構築経緯】
序盤に対戦した相手の殻破ポットデスが非常に強く、構築の軸足りえると感じたため
耐久振りポットデス@白いハーブ、殻を破る/力を吸い取る@2
から構築を組むことにしました。
壁等でのサポートよりも挑発や削りと合わせて起点になるポケモンを呼びこむ方が合っていると感じたため、襷悪ウーラオス。
この2匹だとリザードンやアローラキュウコンが重いため、威嚇での起点作成も担えるチョッキウインディ。
ポットデスがサザンドラ入りに選出できないため、サザンドラ+裏の妖受けを崩せる渦潮滅びマリルリ。
対ピクシー・ニンフィアに大きな不安が残るため、相手のパッチラゴンとウーラオスに大きな不利が付かない鋼アタッカーとしてアイアント、の順で採用しました。
悪ウーラオス↔ルガルガン、アイアント↔レアコイル、マリルリ↔オーロンゲと入れ替えたこともありましたが、主にレート差マッチングでの勝率が悪くなったためこの形に落ち着きました。
【コンセプト】
・ポットデスで破って全抜きする
・挑発で相手に盤面の主導権を握らせない
・構築段階で想定した最低限のサイクルのみを回す
【個体紹介】
調整意図の項はおおよそ調整した順での記載です。
ポットデス@白いハーブ
性格:図太い
特性:呪われボディ
ステータス:164(228)-x-116(164↑)-154(0)-134(0)-105(116)
技構成:ギガドレイン / アシストパワー / 力を吸い取る / 殻を破る
[調整意図]
S:1破りで+1最速パッチラゴン抜き
HB:残り、HPをなるべく高く
意地マリルリのじゃれ+アクジェ92%耐え
C:殻破アシパ(威力140)でパッチラゴン確定一発(180~)、殻破ダイサイコでも確定一発
ウーラオス(一撃)@気合いの襷
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
ステータス:175(0)-200(252)-120(0)-×-81(4)-149(252)
技構成:暗黒強打 / インファイト / 不意討ち / 挑発
[調整意図]
ASぶっぱ
ウインディ@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:威嚇
ステータス:197(252)-166(164↑)-112(92)-×-100(0)-115(0)
技構成:フレアドライブ / ワイルドボルト / じゃれつく / 神速
[調整意図]
HB:陽気パッチラゴンの珠電撃嘴を威嚇込み15/16耐え
HD:ステロ+臆病珠リザードンの熱砂ダイアース×2をダイマックス時97%耐え
A:火力意識で残り全て
マリルリ@オボンのみ
性格:図太い
特性:草食
ステータス:207(252)-×-145(252)-80(0)-101(4)-70(0)
技構成:渦潮 / ドレインキッス / 滅びの歌 / 守る
[調整意図]
HBぶっぱ
HD:モロバレルのヘドロ爆弾をオボン込み2耐え(毒は非考慮)
性格:臆病
特性:お見通し
ステータス:188(220)-×-117(132)-117(0)-100(0)-179(156↑)
技構成:エアスラッシュ / 流星群 / 怒りの前歯 / 挑発
[調整意図]
S:最速ゲンガー抜き
HB:陽気悪ウーラオスの暗黒強打+不意を74%耐え
陽気悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打15/16耐え
ダイマ時に陽気パッチラゴンのダイドラグーン確定耐え
C:エアスラッシュ+流星群で無振りゲンガー確定(143~)
HD:C4振りアシレーヌのムンフォ15/16耐え
アイアント@命の珠
性格:陽気
特性:張り切り
ステータス:134(4)-161(252)-132(0)-×-68(0)-177(252↑)
技構成:アイアンヘッド / であいがしら / じだんだ / ギガインパクト
[調整意図]
ASぶっぱ
【個体解説】
ポットデス
構築の軸。
殻破と力を吸い取るにアシパまでは確定。シャドーボールではなくギガドレインを取ったのは
・殻破後の突破時にHP管理が可能
・悪ウーラオスにダイソウゲンを押す選択を取れる
・シャドボが欲しい相手の使用率が低い
といった理由からです。
威嚇を絡めると意地パッチラゴンの電撃嘴、陽気パッチラゴンの珠ダイドラグーンも起点にできます。
火力のない水ウーラオスは力を吸い取る連打で相手の水流連打を特性で呪って起点にできます。
ダイマを切ったアシレーヌやマリルリが地味に苦手なので、周りのポケモンとの役割集中が重要になります。
C無振りですが後投げラキハピを突破可能なのも強みです。
ウーラオス(一撃)
主に初手に投げて対面のポケモンに削りを入れ、ポットデスに繋ぐためのポケモンです。
刺さっている構築に対しては裏からも投げます。
想定通りの仕事をこなしてくれる仕事人でした。
数値おばけ。威嚇+チョッキでざっくり200-165-150の硬さになるため対面性能が高く、ダイマックスとの相性も良好です。
リザードンへの役割遂行技が欲しかったため物理型です。じゃれつくはインファイトとの選択ですが、パッチラゴンや両ウーラオスへの打点になることと耐久が下がらず交換読みで押しやすい点を評価しています。
ウインディはカバルドンがいなくなったことが環境的に追い風になっており、単純に数値が高いためもっと増えていいポケモンの一匹だと思っています。
サザンドラ絡みの構築に投げて渦潮滅びをするためのポケモンです。対受けループは身代わり持ちやドヒドイデを捕まえた時の毒びしも辛いので、投げたり投げなかったりします。
サザンドラの裏のマリルリ受けを突破できることが重要なので珠ダイジェットなどの殴れるマリルリの方が良かった気もしますが、オーロンゲバタフリーやバトン軸に強い点は評価できます。
ウーラオスやサザンドラを殴れそうなドレインキッスは活躍した場面がなかったので要検討。
HBSオンバーン。ほぼ環境最速からの前歯+挑発は自然の怒りコケコをほんのり彷彿とさせます。
HB振りの主なメリットは
・パッチラゴンの龍技をダイマックスを切ることで一発耐えるようになる
・水ウーラオスからの打点がないため、珠水ウーラオス対面で相手のダイマダイジェットを見てから後切りダイマで切り返せる
などです。
エアスラッシュ+接触2回でウーラオスを倒すためにゴツメを持たせましたが、フェアリー相手に二回行動できるロゼルの方が良かったかもしれません。
相手の初手単フェアリーを牽制しつつ、通りの良い構築に対して投げるためのポケモンです。
ギルガルドが重めなので地団駄、ダイアタックが強いのでギガインパクトをサブウェポンに据えました。
ダイアタックはポリゴンZやダイジェット持ちとの対面で重宝し、使用感はかなり良好でした。
最終日に想定以上にヒートロトムが増加し選出できない場面が増えたこと、使用中の張り切りの命中率が5割強程度と低く全く信用できなかったため要検討枠ではあります。
【課題点】
・悪ウーラオス
最終日に今まで水ウーラオスだったような並びにも悪ウーラオスが採用されるようになっていて、ポットデスを通せず苦しい展開を強いられました。
警戒しすぎて軸であるポットデスの選出まで落ち込んでしまったため、ウーラオスが悪だった場合の詰め方はもっと検討しておくべきでした。
電気の一貫が切れていなくとも対パッチラゴンはなんとでもなりますが、こいつは面倒でした。
役割集中で突破する想定でしたが、上手い人はアシレーヌの使い方も上手でした。
悪ウーラオス→挑発しても普通に殴り負ける
ウインディ→ダイバーンでも中低乱数
アイアント→ワンパンできない
ポットデス→クリアスモッグがあると起点にできない
対策したつもりでしたが不十分でした。
・アーマーガア
無理です。
・ランク差マッチのスタンパにいるピンサザンドラ
沢山レートを献上しました。
【後書き】
上位禁止シングルということで今までと大きく環境が異なる中、そこそこ勝つことができたので良かったです。環境トップのポケモンの相対的なパワーが今までよりも低く(個人の意見)、今まで活躍できなかったポケモンに活躍の場があって楽しめました。
構築の完成度や環境への刺さりと疲労を踏まえて保存に走ったので、今度はもっと自信の持てる構築を組んで上を目指したいな…と思っています。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
【結果】
TN: SRö(↔GoodLoser) 最終17位/レート2127
TN: さくら 最終157位/レート2029
【おまけ】
Fate Stay/Night [Heven's Feel] 第三章3回見ました。原作もプレイし終えてhollowをプレイ中です。
【S8シングル使用構築】壁ドラパルト展開【最終16位/2165】
【前書き】
こんにちは、SRです。
今回はシーズン8で使用した構築の紹介です。
環境が固まっていない状態でサイクルを回す気になれなかったため、相手を後手に回す構築を目指しました。
完成度はぼちぼちですが、新環境での構築なので何かの参考になったらと思います。
【構築経緯】
鎧の孤島の新ポケモン解禁後初のシーズンだったこともあり、ふわっと構築を組んだので参考にはならないと思います…。興味のある方向けです。読み飛ばし推奨。
水ロトムの減少やエースバーンの巨大化によって砂が通せるのでは?という安直な考えをもとに、襷バンギラス+珠ドリュウズから構築を組み始めました。
↓
まず砂選出で重いゴリランダーに強いトゲキッスを裏エースに据えることにしました。
次に、相手の水ウーラオスやルガルガンに対してバンギラスがほぼ何もできないため、バンギラス以外の初手要員としてドラパルトを採用することにしました。
初手要員としてドラパルトを取り入れる以上ポリゴン2にアドを取れる型にしたかったこと、別構築で初手ダイマエースバーンを使ってみて一番嫌だったのが壁展開だったことから、光の粘土を持たせて壁を張ってもらうことにしました。
↓
ドリュウズかトゲキッスにダイマックスを切る関係上、相手のダイマックスをいなしつつ詰められるポケモンが欲しくなりアッキミミッキュを採用。
ドリュウズが重めなので、ミミッキュ以外で襷を使わずに対面性能が高いポケモンとしてグラスシードゴリランダーを最後に採用して構築のプロトタイプが完成しました。
↓
初手バンギラスorドラパルト+ダイマックスエース+詰め駒を基本選出にすると、相手の初手ミミッキュが重いことに気が付きました。
HBカバルドンが多く砂かきドリュウズを通せる環境ではなかったこと、裏選出は使用感が良かったことから、初手ミミッキュをけん制できるエースバーンをドリュウズに代わって採用しました。この6匹の並びで2ROMレート2000を達成しています。
↓
高ランク(3桁くらい)相手の対戦をしていると、どの構築もゴリランダー対策は万全で選出が難しいと感じました。特にトゲキッスとハッサムは選出されると重く、選出誘導してしまうこのポケモンを外したいと考えました。
一方で予想以上にドリュウズがおらず詰め筋のミミッキュを選出できないケースが稀だったため、最低限地面と打ち合えてゴリランダー以外への通りが良さそうなアシレーヌに変更しました。
【コンセプト】
・両壁、挑発ステロによって序盤の試合展開を優位に進める
・対面的に積みエースを通す
【個体紹介】
調整意図の項はおおよそ調整した順での記載です。
ドラパルト@ひかりのねんど
性格:おくびょう
特性:のろわれボディ
ステータス:193(236)-x-100(36)-x-105(76)-200(156+)
技構成:鬼火 / リフレクター / 光の壁 / 呪い
[調整意図]
BD:DL調整
S:+1準速ギャラドス抜き
HB:陽気エースバーンの珠ダイジェット確定耐え
HD:控えめジバコイルの眼鏡アナライズラスターカノン壁込みで5.4%の低乱数2発
性格:臆病 ※実際は妥協個体としてせっかちを使用
特性:すなおこし
ステータス:175(0)-x-120(0-)-147(252)-121(4)-124(252)
技構成:悪の波動 / ステルスロック / 電磁波 / 挑発
[調整意図]
BD:DL調整でBの個体値を下げる
S:最速ジバコイル抜き、麻痺した最速スカーフウーラオス抜き抜き
C:不特定多数の相手に負担をかけるために特化
トゲキッス@ラムのみ
性格:おくびょう
特性:てんのめぐみ
ステータス:161(4)-x-115(0)-172(252)-135(0)-145(252)
技構成:エアスラッシュ / マジカルシャイン / 大文字 / 悪巧み
[調整意図]
S:同族、パッチラゴン・ウオノラゴン意識の最速
C:H振りジバコイルを呪い1回+大文字で大体落とせるよう特化
エースバーン(キョダイ)@いのちのたま
性格:いじっぱり
特性:リベロ
ステータス:159(28)-184(252+)-97(12)-x-98(20)-164(196)
技構成:火炎ボール / 飛び膝蹴り / 飛び跳ねる / ギガインパクト
[調整意図]
A:物理受けの崩しを可能にするため特化
S:最速ウーラオス抜き
BD:DL調整
H:10n-1かつ16n-1、少しでも硬く
アシレーヌ@カゴのみ
性格:ずぶとい
特性:激流
ステータス:177(172)-x-133(212)-147(4)-137(4)-95(116)
技構成:熱湯 / ムーンフォース / 瞑想 / 眠る
[調整意図]
S:麻痺した最速エースバーン抜き
HB:意地ウーラオスのダイサンダー確定耐え、意地ウーラオスの暗黒強打が2%の低乱数3発
ミミッキュ@アッキのみ
性格:いじっぱり
特性:ばけのかわ
ステータス:146(124)-133(84+)-120(156)-x-126(4)-134(140)
技構成:ゴーストダイブ / ドレインパンチ / かげうち / 剣の舞
[調整意図]
HB:アッキ発動中に皮ダメ+陽気珠エースバーンのアイアンヘッドを最高乱数切り耐え、皮ダメ+陽気珠エースバーンのキョダイカキュウが12.5%の低乱数一発
S:準速ギャラドス抜き
A:A+2のドレインパンチでH244B4ポリゴン2が81%の乱数2発、A+2のドレインパンチ+かげうち+珠ダメージで無振りエースバーン確定
【個体解説】
・ドラパルト
よくある技構成の両壁ドラパルトです。元々はHBに厚い個体を使っていましたが、ダウンロード対策を優先させてBD振り分けにしました。
- ポリゴン2や威嚇サイクルの影響ですり抜けドラパルトが下火気味
- 壁を枯らせない前のめりな構築が多い(上位は除く)
- 初手ドラパルトは襷電磁波鬼火型を警戒される
- シャドボ持ち以外の初手エースバーンに壁貼りが安定行動
と環境的には追い風だったように思います。
初めは裏選出での採用でしたが気付けばこちらが表になっていました。
ウーラオスが壁を貫通してくるため、火力を削げるように鬼火も採用しています。
呪われボディは運勝ちを呼び込むこともあれば、起点にする予定の拘り技を封じてしまい交換されて不利展開になったこともあるので良し悪しありました。
壁貼り後に呪いで切るか再展開・クッション用に残すかが立ち回りの上で非常に重要です。
普通の起点作成バンギラス、砂パだった時の名残です。
岩石封じ1回でエースバーンを抜けないため泣く泣く電磁波採用。
物理耐久が欲しい場面がなかったため、ダウンロードで特攻が上がらないようにBの実数値を下げています。
高ランク帯の初手エースバーンはラムのみやスカーフで初手電磁波バンギラスに耐性を持っていることが多かったため、選出回数は控えめではありました。
しかし、
と一定の圧力があることから最後まで構築から外すことはできませんでした。
普通のCSキッスです。
高ランク帯でスカーフウオノラゴンが一定数いたこととパッチラゴンの処理ルートを増やせるように最速にしました。
カバルドンが多いこと、放電や飛び跳ねるでの麻痺も無視できないことからラムの実以外は持たせられませんでした。
最終日は流石に対策も厚くなっていましたが、それでも刺さる構築には刺さるため強力でした。今シーズンはたくさん怯ませました。
・エースバーン
最強ポケモン。トゲキッスで崩しきれない特殊受けのいる構築に対する崩しを担うことが多いです。
バンギラスの圧でリザードンが選出されないこと、サザンドラとウルガモスは全く見かけなかったこと、準速ミラーを意識する意味は薄いと感じたことから最速ウーラオス抜きまでSを下げました。
意地×珠×ギガインパクトは
- 威嚇込みダイナックル+ダイアタックでHBウインディ確定
- ダイアタックでH振りロトム、無振りウオノラゴンまで確定
- +1ダイアタックで無振りダイマックスエースバーン確定
- ダイマックスがなくても同じ火力を出せる
と非常に強力でした。
ダイマックスを切らずとも戦えるため選出にも組み込みやすかったです。
壁があるとダイナックルで格闘タイプになった後に相手のエースバーンのダイジェットを耐えられるなど、壁展開との相性も良好でした。
HB瞑想ねむカゴアシレーヌです。
初めは瞑想身代わり@残飯で運用していましたが、壁と身代わりとの相性がターン管理の観点から微妙だと感じたため、それ以外で状態異常(主に麻痺)耐性をつけられる方法として眠るに着目しました。
壁を貫通する両ウーラオスの確定急所技を半減で受けられるため、鬼火と合わせて起点にしてから眠って回復する動きが強力です。
上位で大流行していたカバルドン+ポリゴン2の並びに強くランクを上げるのに大きく貢献してくれましたが、ゴリランダーやパッチラゴンが取り巻きにいた際に選出が躊躇われるのが難点でした。
HBとSに大きく割いたアッキミミッキュです。ナットレイの個体数が減ったため、従来の意地A特化までAを振る必要はないのでは?と思い大きく削ってみました。
トゲキッスがミミッキュに止められてしまう関係上、相手のミミッキュに絶対勝ちたかったためこのような調整になっています。
対ギャラドスや対カバルドンなどじゃれつくが欲しい場面もそれなりでしたが、ラプラスの壁枯らしなど用途多彩なゴーストダイブは外せませんでした。
アッキミミッキュミラーの勝率100%。
【選出パターン】
①ドラパルト初手の壁展開
基本選出。相手の構築にドラパルトがいる場合は引き先を用意します。
②バンギラス初手のステロ挑発展開
裏選出。主にサイクル系の構築に対する選出です。
③ドラパルト+バンギラス両選出
エースの通りが良い場合に全力でサポートする選出。
④初手アシレーヌ@2
初手に置かれやすいウーラオスや襷ドラパルトに出し勝つだけの選出。
【課題点】
ドラパルトの呪いを通せず壁ターンを稼がれます。
ジバコイルが非常に多くロトムの復権もあった中で電気の一貫を切れていないのは明確な課題点です。特に最速襷蜻蛉ドラパルト+眼鏡ジバコイルのようなサイクルには勝てません。
・カバルドン+ポリゴン2に対する詰め駒の選出
例えば取り巻きにエースバーンがいると詰めのミミッキュを選出したくなるのですが、その際カバルドンを最後まで残されてしまうと突破できず負けてしまいます。
詰めをアシレーヌにすると今度はゴリランダーの影に怯えることになるなど、選出立ち回りが安定しませんでした。
打点がない前提で選出を組むので、アシレーヌを選出できなかった際にダイマックスを切られると苦しい展開になりました。
・スカーフ悪ウーラオス
初手のドラパルトがワンパンされます。
スカーフ臭かったらアシレーヌかトゲキッス引き→ダイサンダー読みでドラパルトに戻す、で対応可能ですが襷の際に裏目になります。
・鉢巻悪ウーラオス
鬼火を当ててもワンパンされます。
毎試合なんとか処理していました。
壁下で無理やり瞑想の起点にする、詰め駒としてエースバーンを選出するといった色々がケースバイケースで要求されます。
・ダストシュートエースバーン
ダストシュートを察しても引き先がいないため、祈ることしかできません。
・ブリムオン
ランク差マッチで全敗。
【後書き】
個人的な感想として、構築内のDLC新要素はほぼ0ですが今までとは全く異なる新鮮な環境で対戦することができて楽しめました。
最終1ページ目に届かなかったのは悔いが残りますが、構築の完成度を考えると妥当なところかなと納得しています。2桁からほぼ落ちずに最終日の12時間潜り続けたのは良い経験になりました。
上位ではサイクル寄りの構築もかなり多かったので次はサイクルに挑戦したいです。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
【結果】
TN: 佐伯沙弥香 最終16位/最高レート2172
TN: SRö 最終36位
最終16位
最高2172
最終36位
【おまけ】
TNは「やがて君になる」の佐伯沙弥香より。名作なのでぜひ見てください。
棒立ち×満面の笑顔がどことなく藤原書記っぽい。
【S6シングル使用構築】ドヒドピクシーガア【最終13位/2172】
【前書き】
SRです。シーズン6お疲れさまでした。
S4では急造構築で上振れ高順位を取ったため、今期は時間をかけて練った構築で結果を出したいと思い序盤から取り組んでいました。
5月中旬から改善を重ねつつ使ってきた構築なので、そこそこの完成度になっていると思います。
並びはこちらです。
構築の性質上、万が一環境にたくさん増えたら嫌なのでレンタルパーティの公開は控えさせていただきます。DMか何かいただければ対応します。
【構築作成の経緯】
海外言語のポケモンでパーティを組みたい!と思い立ってWikiを眺めていたところ、
ドヒドイデの仏語名Prédastérieがお洒落だったのでドヒドイデからパーティを組み始めました。
裏にはトゲキッスに勝てるポケモンを置きたかったので天然ピクシー、
この二体だとドリュウズと鉢巻地震ヒヒダルマが無理なのでアーマーガア、
身代わりを貫通できて潰し枠として強いドラパルトまではすぐに決まりました。
この四枠だとロトムやストリンダ―を初めとする電気タイプが重いので、トリトドンやガマゲロゲと悩みましたがドラパルトと合わせて攻撃的な選出が可能になるドリュウズを五枠目に採用。
最後の枠はラプラスの一撃技が嫌だったのでモスノウやHDトゲデマルを試していました。
モスノウは選出が難しく、トゲデマルはラプラス+ホルードの並びが流行りすぎて相手に負担をかけづらくなったことから、最終的にHDクレベースを採用しました。
【コンセプト】
・毒を撒いて受け回して勝つ。
・受け回せない相手は上から殴り倒す。
・残数有利、HP割合有利を取ってTODで勝つ。
【調整】
括弧内の技はレート2000以前まで入れ替えつつ使っていたものです。
並びは採用順です。
ドヒドイデ@くろいヘドロ さいせいりょく
穏やか 157(252)-x-180(60)-74(4)-201(164)-59(28)
ねっとう / どくどく / トーチカ / みがわり
HD: 眼鏡ロトムの特化10万耐え
HB: ナットレイの火傷+6ボディプレスを身代わりが14/16で耐え
S: 最遅60族抜き(ガオガエン、タイプ・ヌル意識)
ピクシー@たべのこし てんねん
穏やか 202(252)-x-94(4)-115(0)-156(252)-80
ムーンフォース / かえんほうしゃ / ねがいごと / まもる
HD: トゲキッスのエアスラ意識で特化
アーマーガア@オボンのみ ミラーアーマー
腕白 205(252)-107(0)-172(252)-x-106(4)-87(0)
アイアンヘッド / ボディプレス / リフレクター (てっぺき) / はねやすめ
HB: 数値が足りていないため特化
ドラパルト@いのちのたま すりぬけ
臆病 163(0)-x-96(4)-152(252)-95(0)-213(252)
シャドーボール (たたりめ) / りゅうせいぐん / 10万 (雷) / おにび
CSぶっぱ
陽気 185(0)-187(252)-80(0)-x-86(4)-154(252)
じしん / アイアンヘッド / かわらわり / いわなだれ (ステルスロック)
ASぶっぱ
クレベース@タラプのみ 頑丈
腕白 201(244)-137(0)-224(0)-x-96(236)-52(28)
つららばり / ボディプレス / てっぺき / じこさいせい
A: ダイアイスで無振りトゲキッスに176~ダメージ
B: ボディプレスでH4振りヒヒダルマを15/16の乱数一発
HD: C特化ラプラスのうたかたのアリアが~94(~46.7%)ダメージ
S: 4振りカビゴン抜き
【個体解説】
状態異常撒き、トーチカ身代わりによる時間稼ぎ、再生力によるクッション運用、対炎タイプが主な役割です。
身代わりを採用するために自己再生を切っています。
熱湯/毒々/トーチカは優先順位が非常に高いためどれも切れず、自己再生を切ることで範囲が狭まることよりも身代わりによる単体性能向上の方が有益であると判断しました。
具体的には身代わりを採用することで
・本来こちらが交換を強要されるナットレイ、欠伸カビゴンコータス等に対して優位を取れる
・カビゴンの地割れを拒否できる
・渦潮アシレーヌ等のバインドから逃げられる (注:バインド中に身代わりを置くとバインドが解除される仕様があります)
・交換際やこちらの自己再生読み積み技を読んでアドバンテージを取れる
・毒+後攻身代わりトーチカで封殺できる
・残数優位でのTODに利用できる
といったメリットがあります。
逆に再生がないことで
・毒は通らないが再生は間に合うポケモン(ギルガルド等)に役割を持てなくなる
・お互い殴り合う対面(リザードン、エースバーン)で再生できない
・単純に殴られるだけの役割集中に耐えられない
というデメリットが生じます。
対炎のデメリットはダイマックスを強引に切ることで解決でき、HP管理も役割を分散させつつ気を使うことでおおよそ誤魔化せたため、自己再生を切ってもそこまで支障なく立ち回れました。
身代わりを見せないまま試合が進んだ際、自己再生で詰んでいるため降参をされるケースが何度かありました。
・ピクシー
対トゲキッス、対特殊全般が主な役割です。
エアスラ怯みや突然のダイマックスに屈しないための願い事守る型です。
ムンフォ1ウェポンだとドリュウズやナットレイの後投げを複数回許してしまいサイクル負けしかねないため火炎放射を採用しています。ダイバーンでドリュウズを強引に落とす択を取れるため重宝していました。
よくある型なので特に語ることはありませんが、非常に信用できるポケモンでした。
・アーマーガア
対ドリュウズ、対鉢巻ダルマが主な役割です。
剣舞ドリュウズを選出される機会がかなり多かったため、HB特化のボディプレス型を採用しました。
鉄壁ボディプレスが通る場面は高ランク帯では少ない一方でB上昇技を切ると役割遂行に支障が出るため、鉄壁の代わりにリフレクターを採用してみました。
裏のポケモンも物理が受かるようになったりと、リフレクターのおかげで拾えた試合がいくつかあったので採用価値のある技でした。有利対面で適当にリフレクターを押さないように気を付ける必要はあります。
ロトム等の後投げですぐに不利サイクルに陥ってしまうため、選出してもなるべく場に出さないよう意識していました。
・ドラパルト
攻め駒①
パッチラゴンに流星群を押せること、アーマーガアに対する打点が欲しかったことから特殊珠での採用としました。
炎技ではなく電気技を採用している理由は
・アーマーガアとドヒドイデへの打点になる
・電気の通りが良い選出をされやすい
・エレキフィールドの眠り無効
・ナットレイにはドヒドイデ+ピクシーを合わせることが多かった
などです。
受けに対するメタが終盤厳しくなっていたこともあり、選出率は高めでした。
攻め駒②
主にヒトム絡みに選出。
普通のスカーフドリュウズです。鉢巻ダルマ等の早くて面倒な相手を上から縛れるのを魅力に感じてスカーフを持たせました。
ダイナックルを見せるとギャラドスが竜舞してくるのが嫌だったため最終日のみ岩雪崩を四枠目に採用しました。ダイウォールが欲しいとは思いませんでしたが、多分ステロの方が強いです。
ラプラス対策枠、汎用物理受けです。
クレベースへの交換際にうたかたのアリアを撃たれた場合、次のダイストリームまで耐えられるようにタラプのみを持たせました。珠ラプラス以外は確実に1サイクル目を回すことができます。
物理方面は性格補正のみですが、アーマーガアのオボン込みの物理耐久よりもわずかに硬く信用できます。
ロトムのいない一部の構築に対して無類の強さを発揮してくれました。
【選出】
Top6っぽい並び
→+
+
受からないポケモンがいる、受け選出でサイクル負けすることが見えている
etc
→+
+クッション
→なるべく
→は確定
→+
、渦潮滅びと身代わり瞑想と眼鏡サイキネをケアする
ビルドに見えるアーマーガア
→なるべく、最悪
+
の熱湯火傷+火炎放射
→+
or
で上から処理、スカーフは選出されません
受けミラー
→@1、ドヒドイデで15分使ってからドラパルトを展開します
物理受け2枚選出はよほどのことがない限りしない。
対応必須のポケモンが多く選出枠が足りない場合はダイマックスや攻め駒でごまかす。
【重いポケモン】
挙げたらキリがないので代表的なものを。
・残飯身代わりギルガルド
身代わりにドラパルトを合わせてダイマックスの択も通す必要があるため基本的には無理です。
・欠伸カバルドン
少なからずぐちゃぐちゃにされます。
取り巻きも重めのポケモンが揃っているので勝率低めです。
ピクシーに麻痺が入るとトゲキッスへの役割を持てなくなります。トリトドン系統を採用しないことの弊害です。
・B振り、D振り鉢巻ヒヒダルマ
受け選出ができていれば問題ないのですが、ドラパルトやドリュウズで上から処理する選出をして返り討ちに遭うケースがありました。
クレベースでもアーマーガアでも受からず、攻め駒を処理に絡めるのも難しい相手です。
・自慢の身代わり持ちポケモン
終盤慣れ過ぎて「はいはいそれね」状態でした。
【あとがき】
最終順位自体は上振れの賜物ですが、2ROMでそこそこ勝てていたのでそれなりに強い構築に仕上がっていたのかなと思います。過去最高の順位なので素直に嬉しいです。
似たような構築の記事を書いてくださっていた先人の皆さまにも感謝しています。
毎試合TODの勝ち筋を考えつつエアスラで怯まないことを祈るゲームは疲れたので、次(おそらくS8以降)はまた別種の構築を考えるつもりです。
余談ですがあゆみん杯でフランス語ドヒドイデを使用していたため、型バレ防止のために中国語ドヒドイデを育て直して戦っていました。構築作成の経緯とはいったい。。。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
【結果】
L'OiseauBleu 最終13位、レート2172
SRö 最終87位、レート2118
【リーグカード】
L'OiseauBleu... チルットとチルタリスの元ネタの童話「青い鳥」
SRö
【S4シングル使用構築】ぽんぽこガオエルフ【最終30位】
【前書き】
今期はマギアレコードを始めたりどうぶつの森に逃げたりして途中までほぼ潜っていませんでしたが、思い立って下旬に組んでみたパーティで勝てたので構築記事を書くことにしました。
先に断っておきますが急造の構築なので完成度は低いです。
並びはこちら。
【コンセプト】
・相手視点で重いポケモンをそのままにし、試合展開を読みやすくする
(≒欠陥構築を組み直す時間がなかった)
・相手のカビゴンに屈しない
・構築が弱いので強気な択を通す
【構築経緯】
1. ポテンシャルを感じていて解禁されたら使いたかった耐久ガオガエンからスタート
2. ガオガエンと補完が取れていそうな鬼火ドラパルト、やどみがエルフーンを採用
4. 硬い物理受けがしんどそうだったのでトゲキッス
5. ラプラスが重く、中低速高耐久サイクルを多く見かけたため最速太鼓カビゴン
6. 普通の鬼火ドラパルトは刺さっていない(誘うポケモンに弱い)と判断し、前々から興味のあったスカーフミミッキュに変更
【個別解説】
採用順です。
ガオガエン@オボンのみ いかく
のんき 202(252)-135(0)-148(196)-×-118(60)-58(0、最遅)
フレアドライブ / DDラリアット / とんぼがえり / すてゼリフ
HB: 意地珠ギャラのダイストリームを威嚇込み耐え
HD: 余り、特化ラプラスの珠アリア最高乱数切り耐え
せっかくなので解禁要素を入れたく、構築の軸として採用したポケモン。
7世代ダブルを一瞬かじったときに非常に強力だった記憶から一匹目としてすんなり採用できました。
威嚇+蜻蛉やすてゼリフから後続に繋ぐこと、対物理との殴り合いを制することが役目です。
基本的に何かしら行動できることから初手にも裏にも置きやすかったです。調整は適当に施したままなので要検討。
蜻蛉のおかげで勝てた試合もあれば鬼火がなくて負けた試合もあるのでここも要検討。
ずぶとい 165(236)-x-143(196)-105(60)-96(4)-138(12)
ムーンフォース / やどりぎのタネ / みがわり / コットンガード
HB: B↑6で身代わりが意地ドリュウズのアイへを最高乱数切り耐え
C: ダイフェアリーで無振りドラパルト確定一発
S: 準速ジュラルドン抜き
ガオガエンは水タイプに弱いなと思い、S3最終一位の方が使っていたので興味本位で採用したところ、綺麗にハマったのでそのまま使い続けました。S4でキョダイラプラスとアシレーヌが解禁されていたのは忘れていました。
すり抜け特殊ドラパルトでしかエルフーンに勝てない、という選出をたまにされたのでダイマックスで役割関係を逆転できるようCに少し回しました。
最終盤の上位帯にナットレイが多かったのが逆風でしたが、高ランク帯まで素早く駆け上がれたのはエルフーンのおかげでした。
いじっぱり 187(12)-176(36)-83(20)-x-115(236)-134(204)
じしん / アイアンヘッド / がんせきふうじ / つのドリル
HD: 控えめラプラスのフリドラ+ダイストリームを高乱数耐え、控えめ珠キッスのダイバーン耐え
S: 準速ギャラ抜き
上2体はトゲキッスを流石に舐めすぎなので、明確にキッスに強い枠として採用しました。
流行りのドラパミミカビキッス+2の並びに対してロトムがいても圧力をかけるために特性は型破りです。
ドリル前提で選出するのかとドリルを押すタイミングは選出画面の時点である程度決めていました。最終日に至っては確かドリル押してません、怖いので。
ガオガエンという鬼火+炎技(主に対ドラパルト)の明確な引き先があったため選出もしやすかったです。
トゲキッス@いのちのたま てんのめぐみ
ひかえめ 169(68)-x-115(0)-189(252)-135(0)-124(188)
エアスラッシュ / だいもんじ / げんしのちから / わるだくみ
C特化、S準速パルシェン抜き抜き残りH
入れ得ポケモンなので採用しました。
どうぶつの森要素のげんしのちからを取り入れました。ダイウォールできないのが弱いと思い、悪巧みを残してマジカルシャインを切っています。弊害は普通にそこそこありました。
珠C特化ダイロックはH振りヒトムが確定一発であり、「ヒトム入り=トゲキッスが苦手」の方程式が成り立つのでヒトム入りには強気に選出していました。
ダイマックス前提のポケモンなので、トゲキッスが盤面に着地する前に試合が終わりそうな場合と対ドヒドヌオー系統を除き、選出時は必ずこいつにダイマックスを切るように意識していました。
カビゴン(キョダイ)@混乱実 くいしんぼう
陽気 236(4)-162(252)-85(0)-x-130(0)-90(252)
すてみタックル / じしん / ほのおのパンチ / はらだいこ
ASぶっぱ、A↑6炎パンでHB特化アーマーガア確定一発
地雷枠。
上四体ではラプラスや低速高耐久のポケモンが重く、ついでにドリュウズ等も重かったので最低限の打ち合い性能を持ちつつ試合展開を一気に掴める太鼓型で採用しました。
ノーマル技が捨て身なのはカバルドンをワンパンするためです。
ガオガエンのすてゼリフからカビゴンに繋ぐと大抵相手は引いてくれるので無償で太鼓を叩くチャンスが生まれます。
構築上初手にラプラスを激しく呼ぶので初手で合わせて太鼓を叩いていました。一撃技を気合でかわせば最強のカビゴンが誕生します。
先にダイマックスを切ると終盤巻き返されかねないので、欲張らず素の状態で殴って対面的に11交換を取ることも多かったです。
上位帯の環境にかなり刺さっており3桁前半からの選出率は非常に高かったです。
陽気 131(4)-142(252)-100(0)-x-125(0)-162(252)
じゃれつく / ゴーストダイブ / おにび / トリック
ASぶっぱ
地雷枠②
この枠は当初鬼火系のドラパルトでしたが刺さっていないと感じ変更した枠です。
初手のスカーフダルマに鬼火を当ててキッスカビで積んだ後に止められないようにするのが一番の仕事でしたが、他にも色々と器用な立ち回りができて想像の100倍強かったです。
下の方では選出するタイミングが掴めませんでしたが、上位帯は相手の選出=試合展開が読みやすくミミッキュを選出する頻度も高くなりました。
【選出】
勝てそうならガオガエンやミミッキュを絡めて起点を作る選出をします。
②
こいつらは相手視点から見ても重いので大抵選出されます。
なのでこいつらに勝てる(最低限打ち合える)ポケモンをたくさん選出します。
【課題】
勝てるポケモンがいないのでプレイヤーが強いと負けていました。
流石にガオガエンに鬼火を搭載するなりの対策をすべきでした。
元々ドリュウズが重いので襷を盾に剣舞される展開がかなり苦しかったです。
一例としてガオガエンは威嚇+オボンでドリュウズの地震を2耐えしますが、積まれると威嚇込でも間に合わなくなってしまいます。
・型バレ
終盤勝てていたのはカビゴンミミッキュの地雷力によるところが大きく、型が割れていると多分無理です。
【あとがき】
時間がない中急遽組んだ構築なので穴も多く、でもなぜか勝てたので八世代は難しいなと感じました。
次潜る時は自信の持てる構築を組んでより上位を狙っていきたいと思います。
閲覧いただきありがとうございました!
TN SRö
334ミラーはチルタリス愛好家か334の民かがいつも分からず微妙な気持ちになります。