【前書き】
SRです。
今回はシーズン10で使用した構築の紹介になります。
まとまり切らなかった構築なので色々と改善点はありますが、区切りとして。
【構築経緯】
序盤に対戦した相手の殻破ポットデスが非常に強く、構築の軸足りえると感じたため
耐久振りポットデス@白いハーブ、殻を破る/力を吸い取る@2
から構築を組むことにしました。
壁等でのサポートよりも挑発や削りと合わせて起点になるポケモンを呼びこむ方が合っていると感じたため、襷悪ウーラオス。
この2匹だとリザードンやアローラキュウコンが重いため、威嚇での起点作成も担えるチョッキウインディ。
ポットデスがサザンドラ入りに選出できないため、サザンドラ+裏の妖受けを崩せる渦潮滅びマリルリ。
対ピクシー・ニンフィアに大きな不安が残るため、相手のパッチラゴンとウーラオスに大きな不利が付かない鋼アタッカーとしてアイアント、の順で採用しました。
悪ウーラオス↔ルガルガン、アイアント↔レアコイル、マリルリ↔オーロンゲと入れ替えたこともありましたが、主にレート差マッチングでの勝率が悪くなったためこの形に落ち着きました。
【コンセプト】
・ポットデスで破って全抜きする
・挑発で相手に盤面の主導権を握らせない
・構築段階で想定した最低限のサイクルのみを回す
【個体紹介】
調整意図の項はおおよそ調整した順での記載です。
ポットデス@白いハーブ
性格:図太い
特性:呪われボディ
ステータス:164(228)-x-116(164↑)-154(0)-134(0)-105(116)
技構成:ギガドレイン / アシストパワー / 力を吸い取る / 殻を破る
[調整意図]
S:1破りで+1最速パッチラゴン抜き
HB:残り、HPをなるべく高く
意地マリルリのじゃれ+アクジェ92%耐え
C:殻破アシパ(威力140)でパッチラゴン確定一発(180~)、殻破ダイサイコでも確定一発
ウーラオス(一撃)@気合いの襷
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
ステータス:175(0)-200(252)-120(0)-×-81(4)-149(252)
技構成:暗黒強打 / インファイト / 不意討ち / 挑発
[調整意図]
ASぶっぱ
ウインディ@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:威嚇
ステータス:197(252)-166(164↑)-112(92)-×-100(0)-115(0)
技構成:フレアドライブ / ワイルドボルト / じゃれつく / 神速
[調整意図]
HB:陽気パッチラゴンの珠電撃嘴を威嚇込み15/16耐え
HD:ステロ+臆病珠リザードンの熱砂ダイアース×2をダイマックス時97%耐え
A:火力意識で残り全て
マリルリ@オボンのみ
性格:図太い
特性:草食
ステータス:207(252)-×-145(252)-80(0)-101(4)-70(0)
技構成:渦潮 / ドレインキッス / 滅びの歌 / 守る
[調整意図]
HBぶっぱ
HD:モロバレルのヘドロ爆弾をオボン込み2耐え(毒は非考慮)
性格:臆病
特性:お見通し
ステータス:188(220)-×-117(132)-117(0)-100(0)-179(156↑)
技構成:エアスラッシュ / 流星群 / 怒りの前歯 / 挑発
[調整意図]
S:最速ゲンガー抜き
HB:陽気悪ウーラオスの暗黒強打+不意を74%耐え
陽気悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打15/16耐え
ダイマ時に陽気パッチラゴンのダイドラグーン確定耐え
C:エアスラッシュ+流星群で無振りゲンガー確定(143~)
HD:C4振りアシレーヌのムンフォ15/16耐え
アイアント@命の珠
性格:陽気
特性:張り切り
ステータス:134(4)-161(252)-132(0)-×-68(0)-177(252↑)
技構成:アイアンヘッド / であいがしら / じだんだ / ギガインパクト
[調整意図]
ASぶっぱ
【個体解説】
ポットデス
構築の軸。
殻破と力を吸い取るにアシパまでは確定。シャドーボールではなくギガドレインを取ったのは
・殻破後の突破時にHP管理が可能
・悪ウーラオスにダイソウゲンを押す選択を取れる
・シャドボが欲しい相手の使用率が低い
といった理由からです。
威嚇を絡めると意地パッチラゴンの電撃嘴、陽気パッチラゴンの珠ダイドラグーンも起点にできます。
火力のない水ウーラオスは力を吸い取る連打で相手の水流連打を特性で呪って起点にできます。
ダイマを切ったアシレーヌやマリルリが地味に苦手なので、周りのポケモンとの役割集中が重要になります。
C無振りですが後投げラキハピを突破可能なのも強みです。
ウーラオス(一撃)
主に初手に投げて対面のポケモンに削りを入れ、ポットデスに繋ぐためのポケモンです。
刺さっている構築に対しては裏からも投げます。
想定通りの仕事をこなしてくれる仕事人でした。
数値おばけ。威嚇+チョッキでざっくり200-165-150の硬さになるため対面性能が高く、ダイマックスとの相性も良好です。
リザードンへの役割遂行技が欲しかったため物理型です。じゃれつくはインファイトとの選択ですが、パッチラゴンや両ウーラオスへの打点になることと耐久が下がらず交換読みで押しやすい点を評価しています。
ウインディはカバルドンがいなくなったことが環境的に追い風になっており、単純に数値が高いためもっと増えていいポケモンの一匹だと思っています。
サザンドラ絡みの構築に投げて渦潮滅びをするためのポケモンです。対受けループは身代わり持ちやドヒドイデを捕まえた時の毒びしも辛いので、投げたり投げなかったりします。
サザンドラの裏のマリルリ受けを突破できることが重要なので珠ダイジェットなどの殴れるマリルリの方が良かった気もしますが、オーロンゲバタフリーやバトン軸に強い点は評価できます。
ウーラオスやサザンドラを殴れそうなドレインキッスは活躍した場面がなかったので要検討。
HBSオンバーン。ほぼ環境最速からの前歯+挑発は自然の怒りコケコをほんのり彷彿とさせます。
HB振りの主なメリットは
・パッチラゴンの龍技をダイマックスを切ることで一発耐えるようになる
・水ウーラオスからの打点がないため、珠水ウーラオス対面で相手のダイマダイジェットを見てから後切りダイマで切り返せる
などです。
エアスラッシュ+接触2回でウーラオスを倒すためにゴツメを持たせましたが、フェアリー相手に二回行動できるロゼルの方が良かったかもしれません。
相手の初手単フェアリーを牽制しつつ、通りの良い構築に対して投げるためのポケモンです。
ギルガルドが重めなので地団駄、ダイアタックが強いのでギガインパクトをサブウェポンに据えました。
ダイアタックはポリゴンZやダイジェット持ちとの対面で重宝し、使用感はかなり良好でした。
最終日に想定以上にヒートロトムが増加し選出できない場面が増えたこと、使用中の張り切りの命中率が5割強程度と低く全く信用できなかったため要検討枠ではあります。
【課題点】
・悪ウーラオス
最終日に今まで水ウーラオスだったような並びにも悪ウーラオスが採用されるようになっていて、ポットデスを通せず苦しい展開を強いられました。
警戒しすぎて軸であるポットデスの選出まで落ち込んでしまったため、ウーラオスが悪だった場合の詰め方はもっと検討しておくべきでした。
電気の一貫が切れていなくとも対パッチラゴンはなんとでもなりますが、こいつは面倒でした。
役割集中で突破する想定でしたが、上手い人はアシレーヌの使い方も上手でした。
悪ウーラオス→挑発しても普通に殴り負ける
ウインディ→ダイバーンでも中低乱数
アイアント→ワンパンできない
ポットデス→クリアスモッグがあると起点にできない
対策したつもりでしたが不十分でした。
・アーマーガア
無理です。
・ランク差マッチのスタンパにいるピンサザンドラ
沢山レートを献上しました。
【後書き】
上位禁止シングルということで今までと大きく環境が異なる中、そこそこ勝つことができたので良かったです。環境トップのポケモンの相対的なパワーが今までよりも低く(個人の意見)、今まで活躍できなかったポケモンに活躍の場があって楽しめました。
構築の完成度や環境への刺さりと疲労を踏まえて保存に走ったので、今度はもっと自信の持てる構築を組んで上を目指したいな…と思っています。
質問等あれば https://twitter.com/sr_sirougay にお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
【結果】
TN: SRö(↔GoodLoser) 最終17位/レート2127
TN: さくら 最終157位/レート2029
【おまけ】
Fate Stay/Night [Heven's Feel] 第三章3回見ました。原作もプレイし終えてhollowをプレイ中です。